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歴史〜百人一首の魅力〜

今日は百人一首の魅力を語ろうと思います。

 

百人一首との出会いはたぶん高校の時の朝の古文のテスト。

20個ずつテストされててんけど合格点が16点とかだったので、

 「こんなもん満点とらんくても16点分だけ覚えてたらええねん」って

テスト開始直前になって友達の前で余裕ぶっこいてたものの

紙一重で不合格を連発していたという苦い思い出があります。

 

 その時は魅力に一切気付かず、とにかく覚えるだけでした…

 

それはさておき、そもそも百人一首とは何なんでしょう?

 簡単にいうと短歌が百首集まったものです。

 

鎌倉時代の初期に藤原定家(ふじわらのていか)という人が

ある日、息子の為家(ためいえ)の妻の父である

宇都宮蓮生(うつのみやれんしょう)

「いい歌を色紙に書いてふすまに飾りたいので選んでくれ」

と頼まれ、藤原定家はそれまでに詠まれてきた和歌の中で

一人一首ずつ、計百首を選ぶことにしました。

 

こうして約600年間で詠まれた膨大な数の中から選ばれた百首は

のちに小倉百人一首と呼ばれるようになります。

 

そして今日はその「小倉百人一首」の中から

私のお気に入りランキングを発表したいとおもいます!

日本語訳も書いとくので、詠んだ人が「あ、この歌いいな」って思って

百人一首に興味もってくれたら嬉しいです笑

 

 

第5位!

 

ひさかたの 光のどけき 春の日に

静心(しづごころ)なく 花の散るらむ 

 by紀友則(きのとものり)

 

現代語訳

日の光がのどかであるこんな春の日に

どうしてあれほど落ち着く心もなく桜の花は散ってしまうのだろう

 

感想 

桜の木が風にそよいで花びらが散る時のあの

「ざあ」「ざざあ」っていう音、なんかちょっとさみしいですよね…

でもそのなんか儚い存在だからこその桜の美しさ、良い!!

というわけでまずは5位でした。

 

 

 第4位!

 

白露(しらつゆ)に 風の吹きしく 秋の野は

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

 by文屋朝康(ふんやのあさやす)

 

現代語訳

草の葉の上の白露にしきりに風が吹きつける秋の野は

ひもで繋いでいない真珠の玉があたりに乱れ散るようであることよ

 

感想 

これすごすぎませんか?笑

葉っぱの上に乗ってるしずくが風で飛ばされるのを

繋いでいない真珠のようだという感性。笑

綺麗な情景が目に浮かび、表現力に感動です!

 

 

第3位。

 

かささぎの 渡せる橋に おく霜の

白きを見れば 夜ぞふけにける

 by中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

 

現代語訳

かささぎ(鳥)の群れがつばさを広げて橋をかけたという

言い伝えがある天の川。それがまるで霜がおりたように

真っ白に見えるとは、周りはずいぶん暗くなり夜もふけてしまったなあ

 

感想

ロマンチックの極みですね…

その真っ暗な空にキラキラ光る星の集まりが広がっているのを

考えるとかなり綺麗な状景です。

 

 

 

第2位!!

 

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

吉野の里に 降れる白雪

 by坂上是則(さかのうえのこれのり)

 

現代語訳

夜がほのぼのと明ける頃、あたりを見渡すと

まだ空に残っている有明の月が照らしているのかと

見間違うほどに吉野の里に降り積もっている白雪であることよ

 

感想

あたり一面真っ白なのが想像できて冬の凛とした空気まで

感じられるような歌で、ものすごくお気に入りです。

個人的に冬好きです。あの静かで冷たい凛とした空気最高です。

とても美しい状景を詠んでいて、かつ冬の歌が好きなので2位!!!

 

第1位!

 

天の原 ふりさけ見れば 春日なる

三笠の山に 出でし月かも

 by安倍仲磨(あべのなかまろ)

 

現代語訳

大空をはるかにあおぐと美しい月がでている。

ああ、あの月はふるさとの春日にある三笠の山に

出ていた月と同じなのだなあ

 

感想

作者は中国(当時の唐)に留学しに行って

三十数年唐で勉強したあと

日本へ帰る時の送別会で詠んだものです。

 

若い頃に見た月と今見た月の同じ美しさに感動したと…!

 

「ふりさけ見れば」っていうのは「あおいで遠くを見れば」

って意味なので、その歌を詠んだ状況もロマンチックです。

山々があって広い空に月が綺麗にでてたと思うと…

素敵です!!

 

というわけで一位でした!

 

いまこの時代に私たちが見てる月と、

この歌人たちが見ていた月が同じだと思うと、

ちょっと感動しますね…。

 

それではまた!